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研究レポート
翡翠について
ひであき/助手
研究員(13才)
翡翠原石館
発表日:2021年02月25日
翡翠について
発表日:2021年02月25日
<翡翠とは>
・その溶岩に占める「ひすい輝石」の容積が90%以上のもの。
・翡翠は輝石だが、ネフライトは角閃石のため、鉱物学的には別の物である。
・「ひすい輝石」の化学組織は基本的にNaAlSi2O6で、Crに対しては
AI>Cr、Fe3+に対しては、AI>Fe3であり、Caに対しては、Na/(Na +Ca)>0.8、MgとFe2+に対してはAI/(AI +Mg +Fe2+)>0.8であること。
・「ひすい輝石」または翡翠の英名は「Jadeite」であり、「Jade」は翡翠ではない緑色系の石にも使用されているため、正しく翡翠を英名で表記する場合は、「Jadeite」を使用することが望ましい。
<翡翠の色について>
ふつう、翡翠といえば、美しい緑色を思い浮かべるだろう。しかし、純粋なひすい輝石は、無色または、白色である。では、なぜ色が緑になるのか。
ほかの色はあるのか。下の表に書き出した。
発表日:2021年02月25日
<翡翠の名前の由来>
元々は鳥のカワセミを中国で「翡翠」と表記していました。
字に両方「羽」がつくのもその表われです。5世紀前後の南北朝時代に、現・中国雲南省保山市を拠点に、ミャンマー産の象牙、ルビー、ひすい、貝が中国に入るようになりました。
元王朝の時代には雲南省が設置され、ミャンマー北部を含む地域が間接統治され、中国の特産物が大量にミャンマーに輸出されました。
清王朝6台皇帝の乾隆帝(けんりゅうてい)はミャンマー産の白〜緑色の硬玉の装飾品を重用しました。
ミャンマー産の硬玉の中には、橙色のものもあり、緑と橙がそれぞれカワセミの羽の色に似ていることから、「翡翠玉」(中国読みでフェイスイユウ)と呼ばれるようになりました。
その後、「玉」が省略され、翡翠と呼ばれ、その音読が「ひすい」です。
発表日:2021年02月25日
<翡翠の成り立ち>
一般に、地下20〜30kmの深さになると、摂氏600度以上と高温ですが、沈み込み帯では、同じ深さでもはるかに低温です。
地球で、この低温高圧型変成作用がおきるのは、沈み込み帯の地下のみです。ここでは、プレートの下部のマントルのかんらん岩に水が加わり、蛇紋岩化され、その比重が軽いために、上昇の際にヒスイや変成岩を盛り上げます。
これが蛇紋岩メランジュとなって、この中にヒスイが含まれるのです。
発表日:2021年02月25日
<日本の翡翠産地>
翡翠産地は、日本列島の10ヶ所で確認されている。古代に利用されてきた糸魚川〜青海地域では、現在も透明感のある緑やラベンダーの翡翠が採集されている。
同じ変成帯に属する大佐や若桜では、透明感のない白色の翡翠が採集できる。他の地域のものは、母岩の緑色岩と野外では区別できないほどに品質が悪い。
上の図は変成岩の各地の帯と、主な翡翠産地を表した。
発表日:2021年02月25日
参考文献
発表日:2021年02月25日
翡翠原石館
発表日:2021年02月25日
翡翠について
発表日:2021年02月25日
<翡翠とは>
・その溶岩に占める「ひすい輝石」の容積が90%以上のもの。
・翡翠は輝石だが、ネフライトは角閃石のため、鉱物学的には別の物である。
・「ひすい輝石」の化学組織は基本的にNaAlSi2O6で、Crに対しては
AI>Cr、Fe3+に対しては、AI>Fe3であり、Caに対しては、Na/(Na +Ca)>0.8、MgとFe2+に対してはAI/(AI +Mg +Fe2+)>0.8であること。
・「ひすい輝石」または翡翠の英名は「Jadeite」であり、「Jade」は翡翠ではない緑色系の石にも使用されているため、正しく翡翠を英名で表記する場合は、「Jadeite」を使用することが望ましい。
<翡翠の色について>
ふつう、翡翠といえば、美しい緑色を思い浮かべるだろう。しかし、純粋なひすい輝石は、無色または、白色である。では、なぜ色が緑になるのか。
ほかの色はあるのか。下の表に書き出した。
発表日:2021年02月25日
<翡翠の名前の由来>
元々は鳥のカワセミを中国で「翡翠」と表記していました。
字に両方「羽」がつくのもその表われです。5世紀前後の南北朝時代に、現・中国雲南省保山市を拠点に、ミャンマー産の象牙、ルビー、ひすい、貝が中国に入るようになりました。
元王朝の時代には雲南省が設置され、ミャンマー北部を含む地域が間接統治され、中国の特産物が大量にミャンマーに輸出されました。
清王朝6台皇帝の乾隆帝(けんりゅうてい)はミャンマー産の白〜緑色の硬玉の装飾品を重用しました。
ミャンマー産の硬玉の中には、橙色のものもあり、緑と橙がそれぞれカワセミの羽の色に似ていることから、「翡翠玉」(中国読みでフェイスイユウ)と呼ばれるようになりました。
その後、「玉」が省略され、翡翠と呼ばれ、その音読が「ひすい」です。
発表日:2021年02月25日
<翡翠の成り立ち>
一般に、地下20〜30kmの深さになると、摂氏600度以上と高温ですが、沈み込み帯では、同じ深さでもはるかに低温です。
地球で、この低温高圧型変成作用がおきるのは、沈み込み帯の地下のみです。ここでは、プレートの下部のマントルのかんらん岩に水が加わり、蛇紋岩化され、その比重が軽いために、上昇の際にヒスイや変成岩を盛り上げます。
これが蛇紋岩メランジュとなって、この中にヒスイが含まれるのです。
発表日:2021年02月25日
<日本の翡翠産地>
翡翠産地は、日本列島の10ヶ所で確認されている。古代に利用されてきた糸魚川〜青海地域では、現在も透明感のある緑やラベンダーの翡翠が採集されている。
同じ変成帯に属する大佐や若桜では、透明感のない白色の翡翠が採集できる。他の地域のものは、母岩の緑色岩と野外では区別できないほどに品質が悪い。
上の図は変成岩の各地の帯と、主な翡翠産地を表した。
発表日:2021年02月25日
参考文献
発表日:2021年02月25日
翡翠原石館
発表日:2021年02月25日
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みんなの声
Dr.モーリー
いやー、勉強になった! 翡翠は緑だけじゃないんだね。マヤ文明の遺跡からは、翡翠の仮面が発見されているけど、それもきれいだよ。
アマノビエ
沈み込み帯の地下でしかできない鉱物・・。壮大な話。日本の国石。。日本でも採れるんだ。知らないことが多くて驚きました!! すごい!!! 勉強になります!!
ツッチーとのこ
ひすいってきれいな緑だけだとおもっていたけど違うんだね〜!もともとは鳥のカワセミっていうのもおどろいたーbyのこ
ゆうと/助手
内容が難しかったけど、僕は翡翠について詳しくないから参考になったよ。鳥のカワセミから名付けられてるんだね!